2021
12/20
目次
今回は自家消費型太陽光を導入する際に必要な「デマンドデータ」について説明します。
30分デマンド値/最大デマンドとは?
電力会社は、高圧受電の需要家に「30分デマンド計」を取り付けて需要家の電気の使用量を計測しています。
30分デマンド値とは、30分間の平均使用電力(kW)を指します。
※30分間とは、毎時ごとの0分~30分、30分~60分の30分間です。
最大デマンド値は、1ヵ月の中で最大の「30分デマンド値」が適用されます。
デマンド値は電気料金に影響する
電気料金は、基本料金、電力量料金、燃料調整費、再エネ賦課金で構成されています。
そのうち、基本料金は「単価×最大デマンド×力率割引」で計算されます。
<高圧受電500kW未満の場合>
当月と過去11ヵ月のデマンド値の中で最も大きい値が基本料金の計算に使用されます。
つまり、一度でも大きなデマンド値がでると、1年間そのデマンド値が適用されることとなります。
<高圧受電500kW以上の場合>
電力会社との協議により契約電力が決められています。
最大デマンド値を基に契約電力を決定します。
デマンドデータがなぜ太陽光発電の導入で必要か?
自家消費型太陽光の導入の際、自社の屋根に多くの太陽光パネルを敷き詰めすぎると、供給過多となり、結果的につくった電気を捨ててしまうこととなります。
お客様の電力消費量に見合った太陽光発電の設計を行う必要があるため、デマンドデータのご提供をお願いしています。
その他に自家消費型太陽光のシミュレーションに必要な書類は?
より正確なシミュレーションには以下の資料が必要となります。
・30分値データ(デマンドデータ)
・電気料金使用明細(12ヶ月分)
電力会社に請求していただくことで、入手できます。
最後に
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