自家消費型太陽光発電とは?

近年、非常に注目を集めている自家消費型太陽光とは、ソーラーパネルを屋根又は空いた土地に設置し、発電した電気を自宅・自社で使用するシステムです。

自家消費型太陽光には、発電した電気をすべて自社の中で消費する完全自家消費型と使いきれず余った電気を電力会社に売電する余剰売電型があります。

工場や商業施設、食品スーパーなどの施設の屋根に太陽光発電施設を設置し、発電した電力を自社で消費する自家消費ではありますが、自家消費率を上げることで、電力会社から購入する電力量を減らし電気料金を削減できます。

また、産業用の電気料金が長期的に値上がり傾向にある中で、安定した電力を確保したいと考える企業が増えています。

自家消費型太陽光発電電気代削減できる仕組み

自家消費型太陽光の導入でなぜ電気代を削減できるのでしょうか。

まず電気代は下の図のように、主に「基本料金」と「電力量料金」で構成されています。

 

電気を使わなくても、必要な基本料金と、使った分の電気の量を決められた単価に掛け算した使用料で構成されています。

太陽光発電の基本的な仕組みとして、日中は太陽光発電でつくった電力を使い、余剰分を蓄電池に貯めます。

その後夜は、蓄電池から放電したり、電力会社から買った電力を使います。日中の使用電力が発電量を下回っていれば電気代はかかりませんし、日中、蓄電池に貯めた電気を夜間使用することで、電力会社から購入する電力量が減り、電気代を削減できます。

 

太陽光発電のメリット

①電気代の大幅削減!

自家消費型太陽光発電では作った電気をすべて自社で消費するので、年々上昇している電気代を大幅に削減することができます。

 

②非常用の電源として利用出来る

停電など、電気が使用できない時でも、自家消費型太陽光発電であれば、稼働を継続でき、ビジネスチャンスを逃すことはありません!

 

③補助金を活用できる

補助金を活用することで、導入費用を抑えることができます。

 

④優遇税制が受けられる!

「中小企業経営強化税制」を利用し、取得費用の100%一括償却または7%10%の税制優遇を受けることができます。利益が出ているお客さまは一括償却を行うことで、節税にもつながります!

 

⑤企業価値向上につながる

近年、世界的にCO2削減や脱炭素社会への動きが強まっています。

環境への配慮は企業の評価にも影響してくる時代になったのです。太陽光発電の導入はそういった再エネ推進の一つとして活用できます。

 

⑥工場立地法対策

自家消費型太陽光発電は、工場立地法上の「緑化施設」とみなされるため、工場の増設を計画される際には、電気代削減とともに、法対策も実施することが出来ます。

 

環境に優しい、電気代を抑えられる、補助金や優遇税制のメリットがある、非常用としても活躍など、自家消費型太陽光発電には良いところがたくさんあります!