2022
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目次
気候変動に対する国際的な高まりを背景に、
JCLPによる3つの国際イニシアティブ「RE100、EP100、EV100」が設立され活動を始めています。
本日はそれぞれの加盟数や加盟企業、加盟方法についてお伝えします。
RE100(Renewable Energy100)
設立:2014年9月
全世界の加盟数:360社以上(アップル、マイクロソフト等世界の大手企業)
日本の加盟数:72社(ソニー、イオン、大和ハウス工業等の大手企業)
RE100とは、「再生可能エネルギー100%」の導入を推進するイニシアティブです。
企業などの事業運営において100%再エネで調達することを目標として設立されました。
RE100において、再エネ化の対象となる「事業活動」は以下です。
・自家発電に伴うScope1排出
・全てのScope2排出
・50%以上の資本を保有しているブランドや企業グループの範囲のすべての企業と活動
(50%以下の資本を保有している企業(フランチャイズや共同所有)は個別に判断)
また、再エネの定義は、「太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱」となります。
RE100の参加要件として、年間消費電力量が100GWh以上があるということがあります。
※日本企業向けには、年間消費電力量50GWh以上という、特例が儲けられています(2020年9月4日に決定)
そのため、消費電力が少ない中小企業などは参加できません。
RE100に加盟した場合、年会費は1万5000ドルとなります。
以下より加盟に関して、問い合わせができます。
https://www.there100.org/contact
EP100(Energy Productivity100)
設立:2016年4月 全世界の加盟数:123社
日本の加盟数:3社(大和ハウス工業株式会社・日本電信電話株式会社・大東建託株式会社)
省エネ効率の50%改善等によって、消費エネルギー単位毎の経済生産性を2倍にすることを目標とするイニシアティブです。
EP100は以下の方法で達成します。
エネルギー生産性の倍増 |
25年以内に、消費するエネルギー1単位あたりの経済的生産量を2倍にすることを約束します。 エネルギー生産性に関連する指標(例:売上高/エネルギーのギガジュール(GJ))を選択し、算出・報告します。 |
エネルギー管理システムを導入する | 10年以内に各施設にエネルギー管理システム(EMS)を導入し、エネルギー生産性の目標を達成することを約束します。EMSの導入は、エネルギー生産性向上のための基礎的なステップとなります。 |
Net Zero Carbon Buildings (ネット・ゼロ・カーボン・ビルディング) |
2030年までに、ネットゼロになる建物を所有、居住、開発することを約束します。 このコミットメントは、World Green Building Council(世界グリーンビルディング協会)が主導しており、企業の排出量、エネルギー需要の削減、再生可能エネルギーソリューションについて、資産およびポートフォリオレベルで把握することができます。 |
日本企業の事例は、以下です。
大和ハウス工業(2040年までに達成)
既存施設での集中的な省エネ実施、新規施設でのZEB推進 など
日本電信電話(2025年までに達成)
高効率直流電力設備の導入促進及び通信設備の省エネルギー化
大東建託(2030年までに達成)
エコドライブの推進や省エネ効率の高い車両の導入、事業所や建設現場での省エネ改善
EP100に参加するには、以下に取り組む必要があります。
・エネルギー使用量の測定、評価、最適化 ・エネルギー効率に関する公約を明確に定義し、その達成に向けて努力する ・毎年、進捗状況を報告し、開示する |
EV100(Electric Vehicles100)
設立:2017年9月 全世界の加盟数:121社 日本の加盟数:7社(イオンモール株式会社・アスクル株式会社・日本電信電話株式会社・東京電力ホールディングス株式会社・株式会社 髙島屋・株式会社 関電工・ニチコン株式会社) 電気自動車(EV)の導入を100%目指すイニシアティブです。 輸送部門における電気自動車(EV)への移行を加速させることを目標として設立されました。 参加するには、以下の2030年までの達成を公約に掲げる必要があります。
・全車両を電化する。 ・サービス契約にEVの要件を盛り込む ・EV充電器を全事業所に設置し、従業員のEV利用を支援する ・お客様のEV利用を支援するためのEV充電器を全事業所に設置する |
EV100のメンバーとなれば、以下を行う必要があります。
・毎年、EV100進捗状況および洞察レポートを、Climate Groupに報告する。 ・入会後 1 年以内に、選択した目標に向けた個別のロードマップを作成する。 実現可能なレベルの野心を反映した戦略的な中間目標を特定する。 ・毎年4月に年会費5,000ドルを支払う |
以下より加盟に関して、問い合わせができます。
https://www.theclimategroup.org/get-in-touch-EV100
弊社では、RE100やEP100、EV100等を達成したい事業者様向けに脱炭素化経営のお手伝いをさせていただいております。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!
最後に
再生可能エネルギー.comは株式会社サンエーが運営しております。
弊社は再生可能エネルギー事業の他、電気設備工事事業、住宅事業、IoT住宅設備事業、次世代LED事業等、お客様の生活の質を向上できるよう多岐に渡って事業を展開しております。
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