2024年から介護施設のBCP対策義務化が始まります。

再来年の話と思っていたら、大間違いです。
今は既に2022年の9月、実質1年半しかありません。
BCP対策の研修や設備の導入を考えると、時間はありません。

今回はその介護施設のBCP対策についてまとめてみました!

BCPとは?

BCPとは災害などの緊急事態における企業や団体の事業継続計画(Business Continuity Planning)のことです。
簡単に言うと自然災害やテロ、システム障害など危機的な状況に遭遇した時に損害を最小限に抑え、重要な業務を継続し早期復旧を図ることです。
1つの会社が動かなければ周囲の企業や個人も動かない。そして社会も動かない。
そうなると復旧までに相当な時間を要し、国が疲弊していきます。
特に日本では2011年の東日本大震災をきっかけにその重要性がますます注目されています。
この時も経済活動が速く起きていれば復旧までの時間が短縮できたといいます。

BCP対策についての詳しい動画はコチラ

介護施設におけるBCP対策~停電編~

介護施設の停電時に起こりうる被害

介護施設で台風等の災害や昨今話題になりました電力不足による停電が起きたとします。
さて、どのような困りごとが起きるでしょうか。
・照明がつかず、暗い中での移動の際に安全が確保できない。
・パソコンや電話機等の通信手段の確保が出来ない。
・トイレの水道のポンプが停止してしまい、トイレを流す作業を手動で行わなければならない。
・エレベーターが止まってしまい、配膳の際に毎回階段を使わなければならない。
等々被害は多々あります。

こうなると入居者の方はもちろん、施設で働いている従業員の方々も満足に業務が出来ないという状況が生まれます。

停電時の非常用電源としての太陽光

ではこのような事が起きないように対策することがBCP対策となります。
今回は電力の確保が大きなポイントとなっています。
電力会社からの供給に頼らずに電力の確保を行わなければなりません。
そこでお勧めなのが自家消費型太陽光発電システムです。
屋根に設置した太陽光パネルによって発電した電力をその施設で利用するといったシステムです。
それにより停電が起きても電力が確保でき、様々な設備や機器を使用でき、安全の確保や業務の継続が可能になります。

停電時の非常用電源としての蓄電池

しかし、「太陽光発電は昼間には発電しますが夜はどうする?」という疑問が出てきます。
そこをカバーするのが蓄電池です。
昼間に太陽光で発電した電力を、併設している蓄電池に貯めることにより、その電力を夜に使いまわすことが可能になります。

注:エレベーター等の一部設備は法律上、太陽光発電システムや蓄電池からの電力の供給は出来ません。

介護施設おけるBCP対策はなぜ義務化?

介護施設のBCP対策が義務化される理由としては、介護施設入居者は若い人や健康な方に比べると避難が難しかったり、転倒などをした場合の重傷の恐れがあるという点です。
つまり、介護施設においては生命の危険に直接関わるリスクが高いのです。
介護事業は医療と同じように事業を維持する責任が絶対的に重いのです。

ですので、義務化が急がれています。

株式会社サンエーは電気の分野のスペシャリストです。
各施設の方々に合わせた停電対策プランをご提供します。
この機会に是非お問い合わせください!

最後に

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弊社は再生可能エネルギー事業の他、電気設備工事事業、次世代LED事業等、お客様の生活の質を向上できるよう多岐に渡って事業を展開しております。

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