太陽光は設置までがゴールではなく、
設置してからがスタートです。

設置後、適切な発電ができているかどうかだったり、
パネルに異常がないかをチェックする等、定期的にメンテナンスすることが大切です。

今回は太陽光に必要なメンテナンスについてまとめました。

メンテナンスの重要性

太陽光のメンテナンスと一言で言っても、
点検する箇所は太陽光パネルだけではございません。

太陽光発電システムは、太陽光パネル、パワーコンディショナー、接続箱、分電盤、
架台やケーブル類など精密な装置や部品を組み合わせて成り立っています。

メンテナンスをする主な理由は
・発電効率の維持(低下を防ぐ)
・安全性を保つ

の2点です。

特に、太陽光のモジュールのメンテナンスを怠った場合は、
経年劣化により発電効率が下がり、発電量の低下に繋がります。

また、太陽光発電設備は屋根の上や住宅から離れた場所が多く、
日々のメンテナンスや目視での確認が困難なことが多いです。
そのため、定期点検などでトラブルや故障の早期発見に努めることがより必要になります。

定期点検では主に、太陽光パネルやパワーコンディショナー、架台など周辺機器の製品点検、
パワーコンディショナーなどの運転点検、電圧測定や絶縁抵抗測定などの数値測定を行います。

パネルのメンテナンス方法

住宅用を含む50kW未満の太陽光発電設備では、自主点検を行うのみで特に点検頻度は決められていませんが、
50kW以上2000kW未満の場合は、年2回以上のメンテナンスが必要です。

太陽光パネルは定期的な清掃が必要です。
砂埃、鳥のフン、花粉などが表面に付着している場合、専門業者による清掃・洗浄を行うのが確実です。

屋根上に設置された太陽光パネルの点検や清掃の際には多くの場合、足場を組む必要があります。
太陽光発電のメンテナンスに加えて屋根の葺き替えや外壁塗装などを併せて行うのも一つの方法です。

モジュールのセルラインチェックや赤外線センサーによるサーモグラフィー発熱、
パワコンのブレーカー作動テストも数値測定で点検します。

また、日々モニターをチェックして、急激な発電量の低下など異常がないかを確認しましょう。

パワコンのメンテナンス方法

「パワコン」と呼ばれるパワーコンディショナーは、太陽光発電システムに搭載されている機器の一種です。
太陽光により生み出された直流電力を家等で使えるように交流電力に変換する機械です。

パワーコンディショナーは本体の汚れ、フィルターの目詰まり、異音、振動、異臭などは、
自分でもチェックすることが可能です。

ケーブルや接続箱の配線も点検し、破損や腐食がないかをよく調べましょう。

異常を見つけたら

セルフメンテナンスで気になるところがあれば、メーカーや販売店の定期点検やメンテナンスを受けることもできます。
メーカーによっては無料で点検を行っているところもありますが、
有料であれば見積もりを取り、費用対効果を踏まえて検討すると良いでしょう。

最後に

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